割烹料理店のまな板削り

大工のみなもと 

2012年12月16日 18:40

今回依頼があったのは、地元の若宮で割烹料理店を経営されている、オーナーから

まな板の削りの依頼がありました。

カウンター越しにお客様の前で魚などをさばくまな板だそうです。




『ぱっと、見た目はまだ全然いけるのではないのかな?』

と、思うくらいきれいですが・・・・・

いつも使っている個所はかなりのへこみと板の反りがありました。

今回、へこみと板の反りを直す仕事です。

巾が44センチありました。荒削りをしたいので、箱崎埠頭にある

『株式会社  九銘協(きゅうめいきょう)』様に依頼をして

荒削りを頼みました。

まな板の広い部分の裏表の加工から入り

側面の加工


後は切り口部分の加工までして頂きました。

本当に有り難うございました。

大きな加工場ではたやすい仕事ですが、、実際ここまででの

工程をしたら丸1日かかります。今回の所要時間は30分でした。

(いいなぁー。私もあの位の機械がほっしいー)




後は、自分の工場へ持って帰り、仕上げの作業です。

おもに仕上げとは、機械で荒削りした部分は、小さい波状になっています。

その部分を、『かんな』  っと言う道具で、小波部分を削り取っていきます。

鰹節みたいに・・・・・

写真では3丁の  かんな  があります。

これも荒削り~中仕上げ~超仕上げと  3段階で仕上げていきました。





作業時間は、3時間ちょっと

久しぶりに大工しました。

朝、8時に引き取りをして夕方の5時に収めました。

まな板も、さぞ喜んでいるでしょう。    たぶん・・・・・